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「考古学者の推理」
< Koukogakusha No Suiri >

"Archaeologist's Inference"






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UPLOAD 2016/01/08





介護老人保健施設に入所していた義父が、契約内容の「3ヶ月」が経過する前の状態で、「もう家に帰りたい」と言い出したので、予定より早く、去年の12月下旬に、退所した。しかし、自宅では、ほとんど寝ているだけである。週に2回、「デイサービス」に通うことになったが、母親は、「介護が大変なので、もっと介護をしやすい住宅に移りたい」と希望していたので、筆者がインターネットでいろいろ調べて、不動産屋に相談に行って、「査定」の約束をしてきたら、義父は、突然、「家を売る気はない!」と、怒り出した。

ボケているわりには、かなり怒っていたので、筆者も母親も、そのことに驚いた。「ボケている」というよりは、「イカれている」という感じの症状だ。「痴呆(ちほう)」というよりは、「故障(こしょう)」という感じである。

どうも、今住んでいる家が、よほど、気に入っているらしい。15年前に、四日市市の『区画整理』で、昔から住んでいた住宅を取り壊して、別の場所に新築した住宅なんだが、かなり、気に入っているようなのだ。

それに、何でも希望すれば、その通りにしてくれる『お手伝いさん(=母親)』もいるし、何かこう、優越感のようなものを感じているらしい。

それならそれで、筆者も、ホームページの『練習』をする時間ができるので、義父を優先する理由もない。

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復活したウェブサイトで、まず最初に、書きたいことがあった。それは、

「考古学者というのは、どういうふうに、昔の出来事に関して、『推理』を組み立てているのか?」

という話だ。

今現在、起こっている事件に関して、警察や検察たちは、現場に残された『物的証拠』や、事件に関係する人たちの『証言』などを参考にして、『推理』を組み立てて、事件の真相を追究するが、何百年前、何千年前、あるいは、何万年前という、大昔(おおむかし)の出来事に関しては、『物的証拠』とか、『関係者の証言(=文書)』というものが、非常に少ない。

その状態の中で、『推理』を組み立ててゆくわけであるから、実は、かなり、いい加減なのである。

では、考古学者たちが、「非常に物的証拠が少ない状態で、どういうふうに、『推理』を組み立てていくのか?」という話を、2年3ヶ月前に、筆者自身が被災した火災を取り上げて、紹介したい。

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2013年10月27日(日曜日)午前11時頃の、三重県四日市市伊倉町(いぐらちょう)におけるアパートの火災は、この『事件』に関しても、まるで『考古学』のように、『物的証拠』が非常に少ない。

まず、確実に、『事実』として残されている『状況』を、並べてみたい。

@ 四日市・南警察署の警察官と刑事たち、および、四日市・中消防署の消防隊員たちは、火災当日、および、翌日、および、翌々日の3日間、現場を立ち入り禁止にして、ピストルを持った警察官が24時間体制で警備に当たり、被災した住人や、近所の住民に対してすら、完全に立ち入り禁止にしていた。

A現場を見張っていた警察官の説明は、「『誰にも何も持って行かせるな』と、オレが命令されているから、とにかく、何も持っていくな。そのままにしておけ。現場検証がいつ終わるかは、オレは知らん。」・・・・・これだけ。

Bその後、数ヶ月間、警察の「黄色い立ち入り禁止のテープ」が張られていて、その後、突然、現場は空き地にされた。

Cその後も、いっさい、何の説明もない。

D火災当日、生き残った被災者や、近所の住人が目撃した光景は、「南側の世帯の2階から黒煙が上がっていた」ということである。

E当日のテレビのローカル放送や、翌日に新聞で報道された内容によると、火元の部屋で、男性が一人焼死したらしい。その男性の小学生の子供は、外出していて、助かった。

F火災の1ヶ月後くらいから、四日市市の住民の間では、「どうも、焼身自殺だったらしい」という、噂が流れているようだが、それは「噂」の範囲を超えたものではない。「中央の世帯(=筆者の部屋)にも、原因があったのではないか?」という『噂』も流れているらしい。

たったこれだけだ。

ところが、考古学者の場合、これだけでも、『推理』ができる必要があるのである。

普通の考古学者の場合、これだけでは、あまり『真相』には迫れない。ところが、『伝説的な才能の考古学者』の場合、これだけの判断材料で、かなり、真相に迫ることができる。

ここで必要になることは、『禅 [<Chinese> Chan](ぜん)』という、仏教の『技術』である。あの、胡坐(あぐら)を組んで座って、体を動かさずに、じっとしている、あの『禅 [<English> Zen]』である。

『禅』は、『瞑想(めいそう) [<English> meditation]』であり、「深く思考する」という以外にも、「心を落ち着かせる」という場合にも使う。他にも、大昔には「超能力を発揮する」という『禅』もあったらしいが、今では『伝説』であり、どこまで本当の話かは誰にも分からない。【余談になるが、我がライバルの中に、超能力を発揮できる日本人が何人かいるらしい。】

では、『推理』を始めよう。

まず、「警察官と消防隊員が、3日間、部外者を立ち入り禁止にして、何かをやっていた」・・・・・という部分を考察すると、

「焼身自殺ではない。」

という『結論』を、導き出すことができる。

なぜなら、焼身自殺だった場合、むしろ、逆に、火災直後から、生き残った住人や、近所の住民に、現場を『公開』したほうが、消防隊員たちの立場で考えて、有利になるはずである。

ということは、焼身自殺ではなかったから、だから、「立ち入り禁止」にする必要があった。

では、焼身自殺ではない場合、いったい、何が起こったのか?

黒煙が上がっていたとき、その部屋の住人は、声も出さなかったし、部屋にいるのかいないのか、まったくわからなかった。消防隊員や警察官が数十人いたのに、誰も気が付かなかった。

・・・・・ということは、「昼寝をしていた」という可能性が、かなり高い。その確率は、『ほぼ100%』である。

では、住人が寝ているとき、なぜ、黒煙が上がったのか?

読者のみなさんは、もう、分かってきたであろう?

筆者の推理は、こうだ。

「ストーブ、または、石油ファンヒーターの前に、灯油が大量にはいっているポリタンクが置いてあって、ポリタンクに引火した。」

筆者自身は、これが『推理の限界』であり、これ以上、『推理』を広げることはないであろう。






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