lil69ili.com - THESIS 011

「保証会社の原理」
< Hoshou Gaisha No Genri >

"Principle Of Guarantee Company"





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UPLOAD 2016/03/14





「日本国の保証会社の仕事」に関して、数年間、『研究』を続けているが、ようやく、『全貌』が、見えてきた。宗教の研究と同じくらいに、時間がかかる。

どうやら、日本国の『保証会社』というのが、

「住宅ローンが返済不能に陥ったとき、住居を売却しても、金融機関から借りている『元金』の金額に対して足りない場合、その全額を『肩代わり』するのではなく、一時的に『立て替える』というだけであり、保証会社が、立て替えたあとは、『無利息の分割返済』で、毎月、返済していかなければならない。債務者が死亡した場合以外は、『保証会社から請求されなくなる』ということはない。」

という意味の『保証』である<らしい>ということは、今までの『研究』で、ほぼ確実になっていた。

しかし、

「じゃあ、『保証金』というのは、何に対して、支払っているんだ?」

これが、分からなかった。つまり、『原理』の問題だ。

保証会社に支払う『保証金』というのは、だいたいの話、「金融機関から借りた金額の3%前後」である。つまり、1000万円なら、30万円前後、2000万円なら、60万円前後、3000万円なら、90万円前後である。

これは、いったい、何に対して、支払っているんだ? 金額だけ見ると、『中古車』が1台買えるほどの、すごい金額である。

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まず最初に、『辞書(辞典ともいう)』で、『保証』の意味を確認しよう。


【goo国語辞書】★保証

◆間違いがない、大丈夫であると認め、責任をもつこと。
<使用例>「品質を保証する」「彼の人柄については保証する」

◆債務者が債務を履行しない場合に、代わって債権者に債務を履行する義務を負うこと。
<使用例>「保証責任」


辞書では、

「債務者に代わって、債務を履行する義務を負う。」

と書かれている。ここでは、「借金を返す<義務>が、保証会社に移る」・・・・・という意味にも取れる。しかし、『不動産業界用語』では、少し、意味が違うようだ。

現在、住宅ローンを抱えている人たちは、たぶん、大勢が、こう、『勘違い』をしているはずだ。

「返済不能になったときに、『保証会社』が、金融機関(=債権者)に、元金の残りを払ってくれるので、もう、自分たち(=債務者)には、借金を返済する<義務>は無い。」

実は、『不動産業界用語』では、そういう意味にはならない。

では、どういう意味なのか? 『保証金』というのは、何に対して、数十万円支払っているのか?

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この問題を理解する<鍵>は、この部分に存在する。

「住宅ローンが残っている状態で、返済不能に陥り、住んでいた住宅を売却して、住人家族は、賃貸住宅に転居した。」

このとき、『住宅ローンの元金の不足分』を、どう<解釈>をするのか、ということだ。

このとき、住人(=債務者)が、保証会社に対して、保証金を支払ってあった場合、その場合においても、

「金融機関に対する借金の支払い義務は残る。」

ということなのだ。ここは、重要なポイントだ。

辞書では、「義務が『移る』」というようにも解釈できる書き方がしてあるが、実際は、「義務は『残る』」のである。

「辞書は辞書。業界用語は業界用語。」

ということなのだ。

ここが重要なので、詳しく説明したい。それは、どういう意味なのか?

たとえば、こういう言葉がある。

『変態(へんたい)』

これは、一般的には、「異常な性欲を持っている人間」という意味で使われている。数十年前から、『HENTAI』は、世界共通語である。

具体的に説明すると、ブラジャーを頭からかぶって喜んでいるオッサンのことだ。

ところが、『業界用語』になると、まったく違う意味になる。ノーベル賞を受賞した日本人科学者に聞くと分かるが、科学者に「変態とは、どういう意味ですか?」と聞くと、こう、答える。

「イモ虫が蝶に変身することですよ。」

つまり、「生物や物質が、まったく別の形に変身する」という意味である。


【ニコニコ大百科】★変態(へんたい)とは

【goo国語辞書】★変態


こういう<感じ>で、一般用語の『保証』と、不動産業界用語の『保証』は、意味が違うのである。

余談だが、『保証(ほしょう)』と『保障(ほしょう)』と『補償(ほしょう)』は、読み方がまったく同じだが、すべて意味が違う。

さて、問題は、『原理』である。いったい、どういう原理なのか? どうして、保証会社が金融機関に借金を立て替えたあと、債務者に、『請求』が来るのか?

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債務者が、返済不能に陥ったあと、住居を売却して、借金の元金に充(あ)てても、なお、まだ、足りない場合、住民は、自分の家を失っている状態なのであるが、日本の法律では、「返済義務が残る」のである。それは、保証会社に保証金を支払ってあっても、同じである。

ここで、もし、「保証会社を利用していなかった」と仮定しよう。これは、もう、悲惨である。金融機関は、「お金を借りておいて返さない」という行為は、絶対に許さない。

まず、当たり前だが、その住宅を差し押さえる。金融機関が『差し押さえ』をしたら、すぐに、他の住居に移らなければならない。移らない場合、これは、『犯罪行為』であるから、警察が『仲裁』に出ることになる。そして、普通の仲介不動産会社が売るよりも、かなり安い金額で、適当に売却してしまう。金額を下げれば、買い手はいくらでも現れる。金融機関は、すぐに現金化したいから、かなり安い金額で売ってしまう。早い話、金融機関の事務員の知り合いにでも話を持ち掛けたらいいわけだ。

当然、売却した金額がめちゃくちゃに低いから、元金に対して、金額が不足する。

金融機関は、その『不足分』に関して、

「知り合いにでも頼って、すぐに、一括で、返済してください。」

と、事務的に『請求』をしてくる。誰からも借りられない場合、『自己破産』という手続きをするしか方法がない。

それしか、方法がない。ただし、『自己破産』は、悲惨である。持っている家具や、電化製品などは、全部、没収されて、リサイクルショップに売り飛ばす。自分の手元には、せいぜい、『思い出の写真』が残るくらいである。そして、めちゃくちゃに安いボロボロのアパートに住むか、あるいは、運が悪いと、『ホームレス』である。

この、『保証会社を利用しなかった場合』という状況を、知っていなければ、その『保証金』の意味は、理解できない。

保証会社は、こういう、悲惨な状況に陥ることを『救済』する役目を担(にな)っているのである。

保証会社に、数十万円、支払っておけば、『金融機関(=債権者)』と『住人(=債務者)』の、間(あいだ)にはいって、『仲裁』をしてくれるわけである。

本来ならば、金融機関から住宅を差し押さえられて、『自己破産』をして、持ち物を全部失うわけだが、『保証会社』が、金融機関を説得して、『救済』をしてくれるわけである。

債務者には、『住宅ローンの返済義務』が、まだ残っているのだが、保証会社が、一括返済で、元金の不足分を返済することによって、金融機関は、

「あとは、おたくの会社に任せるから、その債務者のことは、よろしくお願いします。」

こう、機嫌よく、手を引いてくれる。もう、金融機関は、債務者に対して、何もしない。

金融機関に比べたら、保証会社というのは、非常に、会話がしやすい。「ありがたい存在」である。まるで『仏さま』である。

「借金をゼロにしてくれ」・・・・・という相談は、それは、乗れないが、しかし、

「利息はゼロで、毎月、数万円ずつ、返済する。」

こういう感じで、相談に乗ってくれる。住宅の売却も、親切な保証会社の場合、取り引きが上手な仲介不動産会社を紹介してくるはずである。保証会社自身も、その住宅が、高い金額で売れたほうが助かるわけだ。

「先に金融機関に返済してから、住宅を売却するか、先に売却してから、元金の不足分だけ、保証会社が金融機関に一括返済するか?」という問題に関しては、基本的に、「先に売却」だと思うが、なかなか売れない場合、それも、相談に乗ってくれると思う。

債務者のほうも、保証会社に、数十万円(=中古車1台分)、支払っているわけだから、保証会社も、精一杯、努力してくれるわけだ。

つまり、その『保証金』というのは、

◆強引に取り立てようとする債権者(=金融機関)と、債務者(=住人)との間にはいって『仲裁』をして、円滑に借金の問題を解決できるように努力するための『人件費と経費』。

◆不足している元金を、一括返済するための『資金』。

◆本来ならば、高額な利息を、『無料』にするための『手数料』。

こういう意味が込められているわけである。

たぶん、ここまで分かりやすく説明できるジャーナリストは、他にはいないだろう。

つまり、簡単に説明すると、こういう『原理』である。

「債務者が、『自己破産』に陥るような絶望的状況から救済するための『手数料』。」

だから、『保証金』を払っておかないと、大変なことになる。金融機関も、手荒なマネはしたくない。他のお客さんに対して、『会社の印象』が悪くなる。だから、住宅ローンを扱っている金融機関は、最初から、「保証会社の利用」を、『ローンの審査の合格の条件』にしているわけである。「保証会社を利用したくない」という客は、ローンの審査が通らないわけだ。

たかが「数十万円の保証金」を払えないようでは、「数千万円の借金と利息」を、払える<はず>がない。

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これで、全部、『解明』できた。日本人の会社員に、「どうしてそういうルールになってるんだ?」と聞いても、「法律でそうなってるんです」としか答えないので、非常に時間がかかった。




----- 終 -----






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