lil69ili.com - THESIS 021
「ウェブ通信社」
< Webu Tsuushinsha >
"Web News Agency"
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UPLOAD 2016/07/24 |
『ウェブ通信社』という名称は、ここで説明するための仮の名称である。 テレビジョン・メディアの時代、『報道機関 [news media(ニューズ・メディア)]』というと、『テレビ局 [television station(テレヴィジョン・ステイション)]』と、『通信社 [news agency(ニューズ・エイジェンシー)]』の2種類だった。テレビジョン以外のメディアも含めると、雑誌を発行する『出版社 [publisher(パブリシャー)]』と、新聞を発行する『新聞社 [newspaper office(ニューズペイパー・オフィス)]』と、音声放送番組を制作する『ラジオ放送局 [radio station(レイディオ・ステイション)]』も含まれるが、テレビジョン・メディアに比べると、社会的な影響力は小さい。 テレビジョンが発明される前の時代は、『ニュース映画』というメディアも存在していたが、現代では、まったく制作されていない。代わりに、『DVD』というメディアでドキュメンタリーなどが制作されている。第二次世界大戦中は、アメリカ合衆国や日本国でも、一般市民は、「映画館で戦争ニュースを見る」という方法で、ニュース・ビデオを見ていた。もちろん、『軍部による検閲』が掛かっているが、そのわりには、かなり正確に報道されている。 それらの映画館用のニュース・フィルムが、現在、DVDで発売されている場合があるので、『レンタル・ビデオ』で借りて視聴すると、現在の我々が見ても、いろいろな意味で、けっこう、おもしろい。ただし、日本国の場合、「昭和時代前半の日本語」であるから、今の日本人が視聴しても、「何をしゃべっているのか、まったく聞き取れない」というトラブルが起こるだろう。つまり、「平成時代日本語の字幕」を付ける必要があるわけである。 たとえば、 |
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というアナウンスが流れるのだが、何を言っているのか、聞き取れないはずだ。正直言って、筆者自身も、はっきりとは意味が分からない場合がある。 とにかく、今までは、ニュース・メディアとして、『テレビジョン』は、圧倒的だった。 |
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【ウィキペディア】 ★報道機関★ |
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2つの重要な報道機関である、『テレビ局』と、『通信社』に関してだが、『テレビ局』というのは、つまり、「自分自身で放送網を持っていて、取材も行なうし、ニュース番組も制作して放送する」という組織だ。日本国で説明すると、ANN、FNN、JNN,NNN、NHKのことである。 これに対して、『通信社』というのは、取材は行なうし、ニュース・フィルムの制作も行なうが、自分自身の放送網は持っていないのである。 TVニュースを見ていて、ときどき、 |
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という字幕が出る場合があるが、それは、その映像を制作した組織が、通信社であることを示している。 通信社は、取材に関しては、テレビ局の能力を超えていて、危険な場所の取材もするし、普通のテレビ局では取材しないような特殊な問題を取材したりする。基本的に、テレビ局と通信社が取材をする事件に関しては、それほど大きな違いは無いが、通信社のほうが、報道に関しては技術力が高いので、通信社が取材をして制作したニュース・フィルムを、テレビ局に『販売』をしているわけである。 つまり、TVニュースの中で、「提供:OO通信社」という字幕が出る場合、それは、「通信社から購入したニュース映像です」という意味である。 だから、通信社が撮影した写真などを、他の人間が勝手に使用すると「著作権侵害」になるので、インターネットでも、著作権侵害を防ごうとして、いろいろなことをやっているわけである。日本国の『時事通信社』などは、著作権侵害に関しては、かなり、うるさい。 今までは、テレビジョン・メディアが圧倒的だったので、これらのシステムは崩れなかったのだが、最近は、もう一つのメディアが発達してきていて、これらの「テレビ局と通信社の関係」というのが、変化しつつある。 それは、もちろん、『インターネット』である。 既存の、テレビジョン・メディアを利用したニュース・メディアである『テレビ局』と『通信社』以外に、10数年前の西暦2000年前後からは、「インターネットを利用したニュース配信」という方法を行なう独立系の団体が現れた。しかし、『インターネット・ビデオ』が発達するまでは、「文字と写真だけのニュース」に制限されてきたので、本格的に、「インターネット・ニュース配信団体」を運営することは、難しかった。 しかし、数年前からは、『インターネット・ビデオ』を使用する、新しいニュース配信団体が出現し始めている。それらの団体は、まだ「手探り状態」であり、まだまだ、「テレビジョン・メディア」に比べると、社会的な影響力は小さい。 しかし、テレビジョンでは扱わないような事件とか、いわゆる「マニアックな主題」という面で、テレビジョンでは不可能な取材を行なうことができる。だから、ある程度の「固定客」は、つかんでいるようだ。 具体的に説明すると、『自動車』とか、あるいは、『UFO』や『超自然現象』などもそうだ。TVでは、ほとんど扱わない。しかし、YouTubeのシステムを利用して、「ビデオを配信して、協力者から資金提供を受ける」というような方法で、『趣味』というレベルを超えて、『職業』として、成立している団体も現れてきている。自動車とかUFOに興味を持つ人は、世界中に多いので、支持者や、支持団体から資金提供を受けて、取材をして、「YouTube配信用番組」を制作するわけである。 これらは、「YouTube」という、民間企業のシステムに頼っているニュース団体であるから、YouTubeがビデオ配信業務を廃止したりすると失業してしまうわけだが、今のところは、そういう心配は無さそうだ。 ただし、YouTube以外に、インターネット・ビデオを配信する『動画共有サービス [video hosting service(ヴィディオ・ホスティング・サーヴィス)]』のウェブサイトは存在するが、他は、調子が悪いようだ。過去に倒産した会社もあるらしい。 |
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【ウィキペディア】 ★YouTube★(日本語) |
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【ウィキペディア】 ★動画共有サービス★ |
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この『動画共有サービス』が画期的である理由は、会員登録しているユーザーが、ユーザーネームとパスワードでログイン(=ログオン)して、自分のPCで編集したビデオを、YouTubeのサーバー・コンピューターに向けてアップロードすると、あとは、自動的に、YouTube用の『プロパティ
[property(特性)]』に変換してくれることである。 もし、このシステムが存在しない場合、自分で「ビデオプレーヤー再生用プログラム」をウェブページに取り付け、自分で「そのプレーヤーで再生できるビデオ」を、自分でプロパティを計算して、制作しなければならない。しかも、ウェブサイトで公開しても、閲覧者が、そのビデオを動かすことができるプレーヤーを自分のPCにインストールしていなければ、ビデオは動かない。 YouTubeの場合、『Adobe Flash Player』などの、YouTubeに対応している「ビデオ・プレーヤー」を1個インストールするだけで、YouTube内に存在するすべてのビデオを視聴することができる。 しかも、「YouTube会員がアップロードするビデオ」に関しては、そんなに厳しい制限は無い。PC用ビデオの場合、タイプが、『MPEG』『AVI』『FLV』『WMV』『MP4』など、非常に多くの種類があるが、YouTubeの場合、対応している形式ならば、どのタイプのビデオをアップロードしても、自動的に、YouTubeで視聴できる形式にコンバート(変換)してくれるわけである。【ビデオの「タイプ」のことを、専門的には、「フォーマット [format]」という。】 |
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【道すがら講堂】 ★動画・音声の規格について 〜コーデック・コンテナ〜★ [配信 2011/06/23] |
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【YouTube ヘルプ』 ★YouTube でサポートされているファイル形式★ |
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YouTubeでは、現在のところは、『MOV』『MPEG4(=MP4)』『AVI』『WMV』『MPEGPS』『FLV』『3GPP』『WebM』の、8種類に対応しているようだ。 つまり、ビデオを制作する場合、これらのタイプで編集を行なうか、あるいは、別のタイプで編集したあと、自分のPCで、これらのタイプにコンバートしてから、YouTubeのサーバーにアップロードするわけである。 ただし、テレビ局や音楽会社や映画会社から、「著作権侵害」の苦情が来た場合、YouTubeのサーバーのほうで勝手に削除してしまうので、その部分が、使いにくい。しかし、「ユーザーが自分で撮影したビデオ」という場合、削除される可能性はかなり低いようである。この辺り、どうなっているのか、筆者も知らない。 細かい使用方法はここでは説明しないが、とにかく、YouTubeのシステムは画期的であり、何もかも自分のPCで設定しなければならない方法に比べれば、比較的簡単に、ビデオを公開できるわけである。 少し説明しておくと、動画共有サービスを利用しない場合、「YouTubeのように、ウェブページの中の画面で再生させる方法」という以外に、もう一つの方法がある。 YouTubeの動画視聴方法は、『ストリーミング・ビデオ [streaming video]』という方法だが、もう一つの方法とは、『ダウンロード・ビデオ [download video]』である。 |
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『ダウンロード』に関しては、もし、高画質の『フルHD [Full High Definition] (=フルハイビジョン [full hivision])』というプロパティのビデオをダウンロードしようと思うと、1時間ビデオの場合、2〜4GB(ギガバイト) 【=約2000〜4000MB(メガバイト)】 くらいに成るので、ダウンロードが完了するまで、2時間〜5時間くらいかかる。 通信速度が「100Mbps(メガ・ビーピーエス)」というようなプロバイダ契約をしていても、実際は、そんなダウンロード速度は出ない。ビデオを提供しているサーバー側のコンピューターが、非常に高価で高性能のコンピューターを使っていても、「100Mbps」は不可能である。「世界最高クラスのサーバー・コンピューター」である場合、それくらい出るかも知れないが、普通は、「5Mbps」前後である。 「5Mbps」というのは、「1秒間に、5,000,000 bit(ビット)のダウンロード速度」という意味であり、「8 bit」=「1 byte(バイト)」であるから、つまり、「5Mbps」といのは、「約625kB/sec」を意味しているので、「1秒間当たり、625kB」という意味である。もし、「4GB」のビデオをダウンロードする場合、「4,000,000,000 / 625,000」=「6,400秒」=「約107分」=「約1時間47分」を必要とする。 【<注意>機械的には、「1G Byte=1,024M Byte」「1M Byte=1,024k Byte」「1k Byte=1,024 Byte」と計算しているので、「1G Byte」=「1,048,576k Byte」=「1,073,741,824 Byte」となって、人間の計算とは、少し「ズレ」が生じる。それと、長時間のダウンロードをしている場合、徐々に、ダウンロード速度は低下してくる。また、PCユーザーのPCからサーバーに向けて「アップロード」をする場合は、ダウンロード速度よりも、はるかに速度は遅くなる。「1Mbps」も出ないのが普通。】 今年6月のインターネット・ニュースによると、全世界平均は、「6Mbps」ということである。しかし、これらの数値は、「非常に条件のいい状態における測定」であるはずであり、「PC使用者が初心者で、設備の条件が悪い状態」という場合、もっと速度は落ちるはずだ。「平均が6Mbps」ということは、「普通は、2〜3Mbps前後」と考えた方がいい。 |
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【TechCrunch】 ★インターネットの接続スピードはグローバル平均で前年より23%増、使用プロトコルはIPv4からv6への移行が進む…Akamaiの調査報告書より ★ [配信 2016/06/29] |
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このような感じで、「動画共有サービスを利用せずに、すべて自分で制作する」という場合、かなり難しいわけである。 その、「テレビジョン・メディアに頼らない、新しいタイプのニュース団体」というのは、この「動画共有サービス」のシステムを利用しているわけだ。 これらの団体は、『ウェブ通信社』と呼べるような存在である。 ただし、彼らも、まだまだ、「手探り状態」であり、「資金をどうやって調達するか?」とか、そういう部分で悩んでいる。今のところ、「協力者からの資金援助」とか「個人的な閲覧者の会員費」などで運営しているようだ。 まだまだ、「テレビジョン・メディア」に比べると、社会的な影響力は低い団体である。人数も、「数人程度」が多く、「百人以上」というようなニュース団体は存在しない。もし、もうすでに存在しているとしても、全世界に、1個か2個であろう。 あと、もう一つの、特殊なニュース・メディアがある。それは、『フリーランスのジャーナリストが運営するウェブサイト』である。 これは、全世界に、けっこう、多い。YouTubeでも、「新商品のレビュー」などを、自分のビデオカメラで撮影して、YouTube動画で配信している人も多い。この場合、「職業」というよりは、「会社員が趣味でやっている」という場合が多いが、中には、大手のニュース・サイトと契約して、自分の原稿を掲載しているフリー・ジャーナリストもいるようだ。電化製品などの販売店の店長が、そういったレビュー・ビデオを公開している場合もある。 しかし、全体的に、まだまだ、インターネットの仕事でフリーランスとして成功するジャーナリストは少ないようだ。昔は、「写真集」などを出版するフリーランスの戦争カメラマンなどもいたわけだが、それと同じ仕事を、インターネットでやっている人もいる。 すべて、「手探り状態」である。おまけに、テレビ局も、主導権を握られることを警戒して、どうのこうのと、あれこれ妨害工作をしているようであり、インターネットの発達を嫌がる人間も多い。 音楽会社なども、 |
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ということで、インターネットが発達することを、非常に嫌がっている。 映画関係者も同じだろう。 |
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ということで、嫌がる関係者も多い。 数年前には、日本国で、「漫画をデジカメで撮影してYouTubeビデオで視聴できるようにした」ということで、「著作権侵害」の容疑で警察に逮捕された人間もいる。 日本国内の著作権法によると、厳密には、 |
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これは、「著作権侵害」である。しかし、どうも、『噂』によると、 |
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これくらいならば、警察も、見逃すようだ。しかし、 |
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これは、『著作権侵害」で、警察に捕まる危険があるそうだ。 みなさんも、くれぐれも「著作権侵害」には、注意していただきたい。 筆者が、よく分からないのは、こういう場合だ。 |
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これは、「著作権侵害」になるのか? 筆者は、さっぱり分からない。 IT業者の間では、 |
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という意見も存在するようだ。 道路交通法に関しても、違反者に対して、こう説明する警察官も、けっこう多いらしい。 |
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日本国の警察は、「著作権侵害」に関しても、同じような態度を取っているらしい。 今回の論文は、日本国において「著作権侵害」が、どういうふうに厳しいのか、よく分かるページをリンクして、終わりたい。 |
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【Yahoo!知恵袋】 ★友達にCDを貸すことは犯罪ですか?★ [配信 2011/03/11] |
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【日本経済新聞】 ★発売前の漫画、ネット投稿 著作権法違反の疑いで中学生逮捕★ [事件日 2010/06/14] |
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【ACCS】 ★「YouTube」での違法アップロードを初摘発★ [事件日 2010/06/14] |
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----- 終 ----- | ||
ADMIN MEMO
NEW PAGE <THESIS 021> 2016.07.24.1200-1500 /// 1630-1830 /// 2150-2240 ||| 07.24.2300 UP |||