lil69ili.com - THESIS 048

「荒野の誘惑」
< Arano No Yuuwaku >
< あらの・の・ゆうわく >

" Temptation of Christ "





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UPLOAD 2018/09/01




ミサへようこそ。私は、神父さんのシンプソンです。

今日は、キリスト教徒の間では、超有名なエピソード、『荒野{あらの}の誘惑』を、学びましょう。

英語では、『テンプテーション・オブ・クライスト』と言います。

まず、新約聖書、『マタイによる福音書』第4章と、『ルカによる福音書』第4章を読みましょう。






新約聖書
『マタイによる福音書』
第4章01節〜11節


さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、”霊{れい}”に導{みちび}かれて荒れ野{あれの}に行かれた。そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹{くうふく}を覚えられた。すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。

「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」

イエスはお答えになった。

「『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』と書いてある。

次に、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、言った。

「神の子なら、飛び降りたらどうだ。『神があなたのために天使たちに命じると、あなたの足が石に打ち当たることのないように、天使たちは手であなたを支{ささ}える』と書いてある。」

イエスは、

「『あなたの神である主{しゅ}を試してはならない』とも書いてある」

と言われた。

更に、悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、

「もし、ひれ伏してわたしを拝{おが}むなら、これをみんな与えよう」

と言った。すると、イエスは言われた。

「退{しりぞ}け、サタン。『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕{つか}えよ』と書いてある。」

そこで、悪魔は離れ去った。すると、天使たちが来てイエスに仕えた。










新約聖書
『ルカによる福音書』
第4章01節〜13節


さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中を”霊”によって引き回され、四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。その間、何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。そこで、悪魔はイエスに言った。

「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」

イエスは、

「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」

とお答えになった。

更に、悪魔はイエスを高く引き上げ、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。そして悪魔は言った。

「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」

イエスはお答えになった。

「『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある。」

と言われた。

そこで、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の屋根の端{はし}に立たせて言った。

「神の子なら、ここから飛び降りたらどうだ。というのは、こう書いてあるからだ。『神はあなたのために天使たちに命じて、あなたをしっかり守らせる。』また、『あなたの足が石に打ち当たることのないように、天使たちは手であなたを支える。』」

イエスは、

「『あなたの神である主を試してはならない』と言われている」

とお答えになった。

悪魔はあらゆる誘惑を終えて、時が来るまでイエスを離れた。






では、解説します。

マタイとルカで、順番が違ってますが、悪魔が神の子イエスを、3回、試したわけです。

まず、

「四十日間何も食べてないなら、空腹だろう。おまえが神の子ならば、超能力を使って、石をパンに変えて、食べたらどうだ。」

ところが、イエスは、『天地を創造した神』の、息子であるわりには、そういう超能力を持っていない。そこで、この絶体絶命の危機を、『聖書の言葉』で切り抜けているわけです。

「人間にとって重要な事は、食事をする事だけでは無い。神の言葉を噛{か}み締{し}めて、体の中に取り入れて、その言葉を実践して、生きてゆく事だ!」

この回答{かいとう}によってイエスは、「超能力で石をパンに変えなければ、神の子としての立場を失{うしな}う」、という、試練{しれん}を乗り切ります。

聖書には、人生の試練を乗り切る言葉が書いてあるのです。

次に、どうやって登ったのかは不可解ですが、恐らく、悪魔は翼で飛べるからだと思いますが、悪魔がイエスを、エルサレムの神殿の屋根の上に立たせて、

「おまえが本当に神の子であるならば、ここから飛び降りると、神が翼を持った天使を送って助ける、と、聖書に書いてある。」

イエスは、天使でも悪魔でも無いから、空を飛べないし、もし飛び降りても、現実の話としては、天使は来ない。『翼の生{は}えた天使』というのは、現実に、そういう生き物が存在するわけではない。

これは、ヤバイ。

この『聖書の言葉を使った悪魔からの難問』も、イエスは、『聖書の言葉』で切り抜けます。

「人間を、天国行きか、地獄行きか、裁く立場の裁判官である神を、裁かれる被告の立場である人間が、試すような事をしてはならない。神の子である私もまた、神を試すような事はしない!」

この回答によって、イエスは、「神殿の屋根から飛び降りなければ、神の子としての立場を失う」という試練を乗り切ります。

次に悪魔は、イエスを、非常に高い山に連れて行き、古代ローマ帝国の繁栄を見せて、

「おまえが私を崇拝するならば、これらを全部、おまえに与えよう。」

しかし、宗教家であるイエスには、古代ローマ帝国を統治するローマ皇帝のような政治的才能が無い。そのまま本音{ほんね}で答えて断っても、『神の子』として格好{かっこう}が付かない。そこで、やはり、『聖書の言葉』を使って、試練を切り抜けるわけです。

「私が崇拝する相手は、神であって、悪魔ではない。ローマ帝国皇帝のように、悪魔を崇拝する事はない!」

悪魔による『三つの試練』を、口先{くちさき}だけで乗り切った神の子イエスは、このあとから、『聖書の言葉による救い』を、エルサレムの人々に教え始めるわけです。

よく見ると、『神の子』であるわりには、超能力も持っていないし、空も飛べないし、政治的才能も持っていない。

しかし、神の子イエスには、『聖書の言葉』という、『悪魔に打ち勝つための武器』があったわけです。






REFERENCE DOCUMENT
参考文献


【ja.wikipedia.org】
荒野の誘惑


【en.wikipedia.org】
Temptation of Christ


【www.bible.or.jp】
日本聖書協会★【「日本聖書教会」では無い。】







----- END (終) -----






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